タイトル

フライヤー

雑誌 カンフェティ 2018年2月号表紙

舞台『マリアビートル』

【殺し屋シリーズとは】

累計220万部を突破する、伊坂幸太郎屈指の人気シリーズ。

個性的な殺し屋たちが登場。日常の裏側で、組織や殺し屋たちが交錯する。

『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX』の3作がシリーズ作品。

各作品は関連するものの続編ではなく、独立した作品となっている。

【ストーリー】

酒浸りの元殺し屋「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた悪魔のような中学生「王子」に復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線〈はやて〉に乗り込む。

取り返した人質と身代金を盛岡まで護送する二人組の殺し屋「蜜柑」と「檸檬」は、車中で人質を何者かに殺され、また身代金の入ったトランクも紛失してしまう。

そして、その身代金強奪を指示された、ことごとくツキのない殺し屋「七尾」は、奪った身代金を手に上野駅で新幹線を降りるはずだったのだが…

日程:2018年2月14日(水)~18日(日) 全8st

劇場:全労済ホール/スペース・ゼロ

演出:元吉庸泰

脚本:太田守信

原作:伊坂幸太郎『マリアビートル』(KADOKAWA刊)

プロデューサー:網飛鳥

出演:平野良、坂口湧久、小沼将太、碕理人、若宮亮、山本侑平、中村裕香里、深澤恒太/福圓美里、谷口賢志

公式 HP

http://www.39amipro.com/mariabeetle/

集合写真

舞台を終えて

舞台『マリアビートル』にご来場頂きましたお客様、誠にありがとうございました!

まずはじめに、伊坂幸太郎さん原作の作品に出演できたことはとても光栄なことだと思っています。

またスペース・ゼロという素晴らしい劇場で公演を行えたことも嬉しく思います。

車掌(スズメバチ)役に選んで頂いた時にまず意識したことは、グラスホッパーとマリアビートルの関連性を大切にすることです。

原作には数ページしか描かれていないキャラクターの人物像をどこまで深く読み解けるか。

役者としての腕を試されているような気もしました。

一つ一つの仕草、視線、立ち姿や接し方。決して目立っていたわけではありませんが、細部にまでこだわりました。

車掌として新幹線を予定通りに運行させる中で、スズメバチとして全ての殺し屋の動きを把握するという二つの顔を持ち合わせた今回の役。

思い通りにならない個性豊かな殺し屋たちに葛藤しながらも、本来の目的(峰岸を殺すこと)を果たすために裏で仕掛けてゆくー。

表の顔である車掌というのは、本来車両の中で一番目立つ存在ですが、スズメバチという裏の顔を持ち合わせてる部分をどのようにしたら上手く表現できるのか…

言葉で出来る表現が限られている分、仲間である車内販売の女(スズメバチ)とのすれ違うシーンや七尾・蜜柑・檸檬・鈴木などのそれぞれのキャラクターと関わる時の、さりげない表情や仕草に重点を置き、自分なりに工夫を重ね演じました。

最後の最後までこの人はなんなのか?

何をしているのか?ただの車掌なのか?

観ている人は最後まで謎が多かったと思いますが、最後にゾクッとして頂けたなら本望です。

共演者の方々は僕よりもキャリアの長い方々ばかりで、このカンパニーの一員としてお芝居を出来たことをとても嬉しく思います。

またその中で沢山学ばせて頂きました。

これからもまた別の現場でご一緒出来るように僕自身もっと腕を上げていきたいと思います。

改めまして、舞台『マリアビートル』の共演者、スタッフ、関係者の方々に感謝申し上げます。

そして、ご来場頂きましたお客様本当にありがとうございました!!

また、ご都合上お越し頂けなかった方々、

DVDもあるので楽しみにお待ちください!

稽古場写真

劇場にて

オープニング

ゲネプロにて

檸檬&峰岸の息子&蜜柑

檸檬&蜜柑(碕理人さん、小沼将太さん)

王子(坂口湧久さん)

ビジュアル(車掌 スズメバチ)

 

沢山の差し入れやお花ありがとうございました!

これからも応援よろしくお願いいたします!